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スクロール

紅型工房 染虫について



染色作家の田中紀子と夫の田中順司の2人で運営している工房です。
沖縄県糸満市に2005年設立しました。
主に田中紀子がデザインと染め、田中順司が商品の加工をします。

 TEL・FAX 098-995-8238(自宅兼用)
mail@somemushi.com

※工房は自宅兼作業場です。工房での販売・見学は行っておりません。

そめむしな作家

作家 田中紀子
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兵庫県出身
兵庫県立明石高等学校美術科、沖縄県立芸術大学卒業
高校生の時に沖縄の工芸、特に紅型に魅せられ沖縄へ移り住む。

県内外のギャラリーにて2人展・グループ展等開催
1995年 第4回りゅうぎん紅型デザイン公募展最優秀賞
2009年 沖縄市工芸コンテスト・グッドデザイン賞
沖縄女流美術家協会会員
tituti OKINAWAN CRAFT 所属

趣味・自然観察  O型・さそり座


田中順司
・・・・・
岐阜県出身
元自動車整備士
趣味・プラモデル  A型・ふたご座

染虫の染め

ほとんどの作品をオリジナルデザインの「型染め」で制作しています。
私にとって沖縄の一番魅力は、生命力あふれる鮮やかな光です。
その光にくっきりと浮かび上がる影を型染のシルエットに映し、
光を浴びて輝く色彩を布に映したいと思っています。

型染めの工程を細かくご紹介します

名前の由来

ひとつのことに熱中する、という意味で使われる「虫」。
「本の虫」「勉強の虫」のように、
「染めの虫」となって、たくさんの方々に
紅型をはじめとした染めの魅力をお届けします。

紅型(びんがた)とは?

琉球王朝時代から続く沖縄の伝統的な染物です。

当時は主に王族や士族の衣装、踊りの衣装として染められ、
琉球王国の繁栄を表す華やかで大胆な色彩や模様が特徴です。
日本本土やアジア諸国との盛んな交易から様々な文化を吸収し、
独自の世界を創り出してきました。

日本本土の模様(雪・松竹梅・牡丹など)や中国の模様(龍・鳳凰など)も
色鮮やかに構成されています。

紅型には大きく分けて二つの染め方があります。
型紙を使って防染糊で模様を布にうつす「形附かたちき(型染)」と
ホイップクリームを絞り出すようにして
防染糊で模様を手描きする「糊引ぬいびち(筒描き)」。
「形附」は、冴えのある線や連続した模様の美しさ、
「糊引」は、のびやかで力強い大胆な絵柄が魅力です。

廃藩置県・第二次世界大戦などで衰退した時期もありましたが、
先人達の多くの努力によって再興し現在では様々な紅型が染められています。